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おっかねー話で涼を

蒸したり暑い日が続いてんね。

今日は比較的涼しかったかな?

そんな蒸し暑さを吹き飛ばすには
やっぱクーラーは欠かせない。

だけど、どーだろう?
文明の利器にばっか頼んないで、
気分的にというか、精神的に涼しくなってみない?
ECOも考えて。

心頭滅却すれば、火もまた涼し だ。
んー?なんか違う?

てわけで、身の毛もよだつ怪談話。

おっかねーから夜泣きしても知らねーよ。

   Z400GP
     猫の魂 (リメイク版)

むか~し昔
ある所に、グランドファーザーとグランドマザーが
高齢化の進む過疎地で、ひっそりと
年金暮らしを送っていました。

息子達はそれぞれ独立し、花の都大東京で
マンション暮らしをしているため、
老夫婦だけでは寂しいです。

そこで昨今のネコブームにあやかって、
シャム猫を飼い始めました。

老夫婦はとくに金の使いみちがないので、
高級猫缶を与えております。

シャム猫の名前は、シャム猫のクセして『たま』。
シャム猫にしたら不本意きわまりない
ネーミングかもしれません。

そしてグランドファーザーは、お酒が大好きです。
グランドファーザーの唯一の道楽は、
近所の駐在さんに隠れてコッソリ 『どぶろく』 を仕込む事。

美味しくできた時には、グランドマザーに
勝者のメンタリティーを語ります。

夜が更けても、繰り返し何べんも何べんも説きます。
ついついヒトラーばりの激アツ演説になる事もしばしば。
そーです、酒乱なのです。

ついていけないと困り果てたグランドマザーは、
性格の不一致を理由に、敏腕弁護士に
離婚の相談を持ちかけてます。

ある晩、いつものように晩酌を始めるグランドファーザー。
結婚式の引き出物の 『寿』 とマーキングされた、
お気に入りの湯呑に注ぎます。
酒乱の人間はキホン手酌です。

そして、自ら仕込み、美味しく出来たどぶろくを
ウットリとみつめ一言
「ゴキゲンだぜぇ」
この一言が開始のゴングです。
酒乱の人間はひっくり返るまで水のように杯を重ねます。

これを見ていた、たまもトリップしたくなりました。

グランドマザーの目をぬすみ、粉末のマタタビを引っ張りだします。
すると、たまが豹変しました。
激しく寝返りをうったり、自分のシッポで激しくジャレたり、
怒声をあげたりしています。

そーです、飼い主に似てマタタビ癖が悪いのです。

たまは酩酊状態で、怒声も激しくなってきました。

これでは酒がマズクなります。
たまらず一言
「たま!シーっ!!!」

猫の魂…

作り話です。

このシリーズで 『犬の殺し』
ってゆーバタリアン級におっかねーのもあんだけどどーする?

出不精なのでネタがありません。
失礼しました。

by   at 20:32  | パーマリンク  | コメント (4)  | トラックバック (0)
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